これまでの歩み

1950年代より、亜鉛めっきという業界の中でお客様と共に歩み、1960年代に入りPAVCOは革新的な進化を遂げました。本社試験室にて幾度にも渡るトライアンドエラーを繰り返しながら当時めっき業界のトレンドであった低シアン製品をご提供するために注力しました。その後PAVCOが開発した、環境負荷が少なく低シアンの亜鉛めっき製品は業界の主流となりました。

1970年代に入り、さらに多くの製品を市場に提供するなかでPAVCOは飛躍的な成長を遂げました。確固たる地位を確立した1980年代を経て、その後亜鉛めっき業界での需要はアルカリ性シアンフリー製品へと向かいます。PAVCOはここでも世界初のシアンフリー製品を開発、提供することに成功しました。1990年代に入り、シアンフリー製品においてのPAVCO独自の技術、ALK2V3を用いてヨーロッパ、アジア、南米での市場を広げることに成功しました。そして現在PAVCOは、亜鉛めっき業界にて傑出した販売量を実現し世界中でその存在感を広げ続けています。

お客様からの要望をもとにPAVCOは亜鉛めっきだけでなく、様々なめっき製品開発に着手しました。

長年にかけてPAVCOの研究開発はその時代の需要に合わせた製品を献身的に提供してきました。これまで最新の亜鉛めっき製品と技術サポートを提供してきた実績を踏まえ、ニッケル、錫、合金、カドミウム、銅、リン塩酸などのめっき製品の研究開発、販売を開始しました。これらの分野に参入することでめっき業界全体に新たな選択肢を提供することとなりました。

PAVCOは2018年に創業70周年を迎えました。我々はこれまでの69年間の歴史を総括し今後の事業に責任を持って取り組む所存です。

現在PAVCOは21世紀のめっき業界を牽引する製品を生み出すことに邁進しています。どうぞ今後の活動にご期待ください。

2020年は世界中の皆様にとって大きな変化の年となりました。しかし表面処理業界は世界経済にとって必要不可欠な存在であり、ロックダウン期間中も生産活動を継続してきました。この非常に不安定な状況を原動力に、PAVCOはパートナー企業と共に逆境へ立ち向かう力、相互協力、また価値創造へと邁進してきました。世界中の関連企業と共にサプライチェーンの安定を図ると同時に、PAVCOはお客様に提供するサービスを第一に考え新しい歴史を切り開いていきたいと考えています。